書類選考をパスする鍵は志望動機

転職を成功させるには、採用選考を突破しなければならない。その最初の関門といえるのが書類選考だ。応募の際に提出する書類としては、履歴書と職務経歴書が一般的によく知られている。そのいずれにも、自分の意欲や適性あるいは仕事姿勢などについて、いかにアピールできるのかが、勝負の大きな分かれ目になる。とにかくこの書類選考をパスしなければ、採用面接には進めないことを自覚し、書類の準備を慎重に進めることが肝心だ。

書類選考をパスするためにもっとも力を入れるべきは志望動機だろう。ここは自分の意欲や仕事への姿勢をアピールすることができる部分だ。そしてこの部分こそ、採用者側からは職歴欄と並んで重視されている。この欄さえ見れば、応募者のキャリアはもちろん仕事や会社への考え方に至るまで、直ちにチェックが可能だからだ。したがって志望動機欄には、自分についての情報やその職場を選んだ動機など、採用者側へ確実に伝わるように記述しなければならない。またそれと同じくらい、マイナスな印象を持たれてしまわないように注意する必要がある。例えば誰もが使うマニュアル言葉や、具体性を欠く漠然とした精神論などは、採用者側をうんざりさせるので要注意だ。

実際に志望動機欄に何を書いたらよいのか、迷ってしまう人もいるだろう。そういう人は何故その会社で働きたいと思ったのか整理してみよう。たとえば、その仕事や会社の何に魅力を感じるのか、そこで自分がどのように成長したいか、他の応募者と比べてどんなことが強みであり弱みなのか、箇条書きにしてみよう。そしてそれを参考にしながら簡潔かつ的確に自分をアピールする文章を作っていくことが大切だ。